2015年
2月
15日
日
本年南区は、昭和30年下京区から分区し、区制が発足して60周年の佳節を迎えます。
南区で生まれた私の家には、お風呂が無かったため(当時、“内風呂”はほとんどありませんでした)、家族で毎日銭湯に行って育ちました。家のアパートの鍵は、よくあけっぱなしだった記憶があります。
その後日本は高度成長期になり、南区も私が育ったころと比べ、新駅JR桂川駅もでき、住宅環境や商店街も含めた生活環境も大きく様変わりしました。
しかし現在では、人口減少社会の到来に向けて、次世代につなぎ、未来を創るための「発展思考のまちづくり」が極めて重要な時代となっています。子どもの出生率を見ても、京都市内の全区の中で南区は1.48人と、実に11年連続第1位の座を維持しています。
南区制60周年の節目である2015年は次の時代への大きな転換点です。
この機を踏まえ、私はこのほど、大道市会議員とともに、「みなみ希望ビジョン」を提案しました。まちづくりといっても、建築物等の施設整備だけでは意味がありません。人が生きるまちづくりが不可欠です。 住み慣れた地域で幸福実感のある生活ができるためには、経済優先の社会から、平和・人権・環境・文化・教育・福祉等の人を応援する政策を一歩前に進めることが大切なのです。
私たちは「人が生きる地方創生」を実現するため、バリアフリー・観光おもてなし・多文化共生・子育て・防災安全・文化芸術創造・動物共生の7つを指標に、希望と魅力あるまちづくりを推進することをお約束します。