先頃行われました、2月定例会にて、京都府におけるヘルプマークの必要性・普及について質問しました。
こかじ質問:
本年4月から「障害のある人もない人も共に安心していきいきと暮らしやすい社会づくり条例」が施行される。それに伴い、義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、援助や配慮を必要としていることが外見からは分からない方々について、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせる取り組みが必要である。
東京都では、ヘルプマークというものを作成し普及に取り組んでいるが、本府においても、本人の意志での申請による携帯となるが、援助や配慮が必要な方を知らせるヘルプマークのようなものが必要と考えるがどうか。
また、民間企業への働きかけも実施し、ヘルプマークを身につけた方が困っていれば声をかける等、思いやりのある行動が自然とできる社会づくりが必要と考えるが所見を伺いたい。
健康福祉部長答弁:
ヘルプマークは、外見からは分かりにくい障害等をお持ちの方が、公共交通機関や公共施設等を利用する際に、周囲の方々からの手助けを得やすくするためにも大変有効な手段です。
京都府においてもヘルプマークの導入に向けて、検討を進めてまいりたいと考えておりますが、現在導入している東京都では、都営地下鉄等の導入にとどまっているなど、その普及が課題とお聞きしています。
今後、障害当事者の方々をはじめ、公共交通事業者の皆様方や市町村等からも十分ご意見をお聞きし、効果的な導入方策に向けて、具体的に検討してまいりたい。
本年4月から「障害のある人もない人も共に安心していきいきと暮らしやすい社会づくり条例」が施行されることになりますが、これを契機に、障害のある方々を思いやり、支援することのできる社会づくりを進めるため、来月から、新たに広く府民の方々を対象とした「障がい者支援サポーター」養成事業を府内7箇所で開始することとしておりますが、こうした取り組みや、「京都おもいやり駐車場利用証制度」の更なる普及に向けて、民間企業等の皆様方にもご協力をいただき、障害の有無にかかわらない共生社会の実現をめざしていく。
*こかじコメント*
ヘルプマークは、高速道路を含む交通網が整備されるなか、府民の方の他府県への移動も以前にくらべてより多くなると考えられるため、京都府全域また、関西広域でも普及できるものにすべきと考えています。